銀河宇宙の中での地球人の立ち位置を考える時、
だれもが目で見て確認でき、体感できる宇宙のスケールをまず第1にみてみましょう。
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私たち、人間の大きさは約1mです。
それに対して、大きなスケールを観ていきます。
地球、太陽系、銀河系、宇宙といったように大きなスケールでものを見る時の単位としては、光の速度(およそ秒速30万km)でどの程度の時間がかかったかによって、表すことが多いです。
それで表すと、太陽系は光の速度で約1400時間かかる距離です。
宇宙全体は、最新の観測によれば137億年の年齢を持っていることが知られているので、われわれの望遠鏡の精度が最大限上がったとして見える距離は、光で137億年かかる場所までということになります。
これは、メートルのオーダーに換算すると
10000000000 0000000000 0000000メートル(10の27乗メートル)になります。
このオーダーが我々が現在のところ知り得るスケールの最大になります。
その外側に別の宇宙や空間が広がっているとしても、直接観測することはできません。
そして、細かな世界で言うと、電子顕微鏡を使うと、原子の1粒1粒の大きさまでが現在、工学的な手段を使って認識できる世界の限界で、
これは
0.0000000001m(10のマイナス10乗メートル)になります。
このオーダーが我々が現在のところ知り得るスケールの最少になります。
なお、理論的には、物質の最小単位は、
0.000000000000000000000000000001メートル(10のマイナス35乗メートル)であることが知られています。
ですから、おおざっぱに言えば、人間の1mというのは、知られている物質や空間の最小スケールと、最大スケールのおよそ中間あたりのスケールであるとも言えるのです。
詳しくは以下に解説動画がありますので、ご覧ください。
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