2015年3月16日月曜日

7.銀河地球人学校を始めた理由ーその4

銀河地球人学校を始めた理由シリーズの4回目です。

昨年から今年の流れについて、ご説明したいと思います。

東日本大震災が、転職の間接的な理由であるお話をしました。
この日本もそうですし世界も。
混沌とした中で、誰もが個人の在り方、世界の在り方を変えねばならないと感じている・・・・

転職で一番に取り組みたかったことは、教員改革でした。
特に日本社会が現在抱えている様々な問題の根底には教育があることは私の中で明らかでした。
それを、所属している学校内から変えていくにはエネルギーと時間がかかるのと、通常業務をしながらでは、そこに集中できないことは明らかでしたので、転職包囲網は自分の周りの環境からもやってきました。
仕事の環境をがらりと変えなければ自身の成長もないと感じられたのでした。

これは、就職当時には全く想定していないことで、定年までは教員を勤め、定年後も何らかの延長上に教員という仕事がありましたので、定年を十年以上残しての早期退職は3年前にしても考えていないことだったのでした。


さて、実際に退職、独立し、1年間は大学の非常勤講師をしたり、教員時代にお手伝いをしていた仕事の延長などをして1年があっという間に過ぎました。教員改革、学校改革などの仕事は一部できたものの、他のことでエネルギーや時間をとられていた実態がありました。

独立1年目の終わりあたり、すなわち2014年の2月末あたりから、自分の教員生活時代を総括し、私がいなくなったとしても残せる何かを制作しておきたい欲求がありました。動画教材をインターネットに載せることを考え、「どんぐり教員セミナー」という名称で200本の教員向けの動画教材を制作しネット上で無償提供することにしました。10か月かけて制作し、目標である200本を達成しました。教員向けに特化した動画コンテンツではかなり大規模で網羅的なコンテンツになり、初期の目標を到達したように思われます。

実は、この制作が2/3を過ぎたあたりから、この銀河地球人学校の構想が浮かんできました。

教員改革で言えば、文部科学省がアクティブラーニングを推奨し、大学でも双方向の講義などが導入されつつあり、いわゆるアーリーアダプターと呼ばれる先駆者の先生が、新しい教育については全国各地で実践したり学び合いが急激に盛んに行われるようになってきたのです。このプロセスは今後ももっと加速していくことでしょう。


自分の役割がシフトしてきているのを感じました。
教員向けだけの活動では足らない・・・・

これからは、”地球人全体の学び”をどうするか?というスコープを持ち、提供する人が必ず必要になってくる。
グローバル化とはよく言われますが、これは国や地域単位、あるいは企業目線の利益を考えた言い方に思えます。

そうではなくて、まさに善き地球市民ともいうべき、地球人学が必要なのです。
思考・行動の”ユニバーサル化”です。

高い精神性を伴っていかなければ、この先の地球の存続は難しい・・・
もちろん、地球自体は人類がいなくなったとしても存在し続けるわけですが、他の生物とともに多様性のある豊かな地球をなるべく維持していく、あるいはそうした発展した未来に向けた思考や行動が一層求められるのですから・・・


銀河地球人学校は、そのようにして生まれてきました。

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